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会えない家族へのおすすめギフトの選び方、タイで暮らすSHIGETA主宰のチコシゲタさんに聞くのサムネイル

会えない家族へのおすすめギフトの選び方、タイで暮らすSHIGETA主宰のチコシゲタさんに聞く

「ものの背景にある想いを伝えることこそギフトの役割」と語るSHIGETA主宰のチコシゲタさんにとっての、おすすめギフトの選び方を伺いました。

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CHOOSEBASE編集部
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CHOOSEBASEに関わる、ヒト・モノ・コトをクリエーターの皆さんといっしょにお送りするオリジナルコンテンツです。 写真、インタビュー、コラム、エッセイ、小説など、多彩な記事で、皆さんの日常の選択を豊かにできたらと思っています。
会えない家族へのおすすめギフトの選び方、タイで暮らすSHIGETA主宰のチコシゲタさんに聞くのサムネイル

3月にスタートした新たな編集テーマ「gift your color/何色にしよう」。5月は「つながりを祝う」をキーワードに、家族やパートナー、大切な仲間へのギフトを考えたいと思います。コロナ禍において、なかなか遠方の家族に会えないという方も多いはず。今回は日本を離れてフランスやタイで家族との時間を過ごしてきたSHIGETA主宰のチコシゲタさんに、離れた家族へ贈るギフトの選び方などについてお話を伺いました。

ーー現在タイにお住まいとのことですが、タイでの暮らし方やライフスタイルのこだわりを教えてください。

チコ:18年間パリで暮らしていたのですが、双子の子どもたちが生まれたタイミングで、タイへの移住を決めました。子育てを楽しみたい、仕事も楽しいし減らせない、子どもたちだけじゃなくて私たち夫婦のウェルネスもキープしたい、その3つがすべて叶う場所がタイだったんです。コロナ禍以前は、3週間に1度は日本へ、3カ月に1回はフランスへ行くような暮らしをしていたので、移動のしやすさというポイントでもぴったりでした。

タイでは地方都市に住んでいて、ダウンタウンまで車で25分くらい。家の周りにはコンビニもなくて夜9時には真っ暗になるような場所です。その分自然に囲まれていて、地元の農家が作ったオーガニックの野菜が簡単に買えたりします。毎日裸足で過ごせて、子どもたちも葉っぱや枝をおもちゃにして遊んでいます。ここでの暮らしは、感性が磨かれるように思います。目からも耳からも入ってくる情報に余分なものがなくて、自分と向き合う時間が自然とあるんです。

ーーさまざまな地域で生活されてきたチコさんにとって、ギフトとはどんなものですか?

チコ:ギフトって「モノ」ではなくて、その後ろにある想いを渡すことだと思うんです。だから、必ずしも形のあるものである必要はないと思います。「チコちゃんだったらこれ好きだと思って」という視点で選んでもらえると嬉しいですよね。

日本は贈り物文化が成熟していて、種類も多いしいろいろな発想があります。でも、だからこそ「〇〇の日だから贈り物をしなきゃ」という固定観念が定着している気もします。「贈らなきゃ」ではなくて、もっと「贈りたい」と思った時にカジュアルに贈るのがいいんじゃないかなと思います。

ーー過去にもらったギフトで印象的なものはありますか?

チコ:フランスで、子どもを出産した時に友達からもらった出産祝いのギフトはとても嬉しかったのを覚えています。というのも、風水マスターから、子ども部屋のインテリアを風水的な視点からアドバイスしてもらうセッションをギフトにもらったんです。子どもの生年月日から、カーペットの色とかベッドの方向を決めたりして。このギフトはある意味、知識のプレゼントだなと思って、それがすごく面白くて自分に合っていたんです。

ーーそれは素敵なプレゼントですね。チコさんがギフトを選ぶときにはどんなことを意識していますか?

チコ:ギフトを渡す相手の生活をどれくらい想像できるかがポイントだと思います。相手がどんな暮らしをしているのか、ギフトを通じてどんな体験をしてほしいのか、そんな想像力を働かせて考えるといいギフトが選べるのではないでしょうか。そして、その想像力を働かせている時間にこそギフトの価値があると思います。たとえば、なかなか会えていない遠くに暮らす家族や友人にあげるギフトだったら、自分が帰った時にしてあげたいことをギフトにするのもいいと思います。

 

ーーおすすめのギフトがあれば教えてください。

チコ:SHIGETAでも扱っているエッセンシャルオイルはおすすめです。コロナ禍では香りの需要がすごく高まっていると感じます。マスクで深く息を吸えなかったり、外出も控えて太陽光を浴びる機会が減ったり、アンバランスな生活になりましたよね。そうしたときに、人間はより根源的な感性が働くようになって、嗅覚も敏感になっているんじゃないかと思います。

エッセンシャルオイルに含まれている成分は、ホルモンバランスを整える手助けをしてくれて、気持ちを変えてくれます。ウェルネスのサポートにもぴったりで、不安な思いをしている人も多いこの時代に、ギフトとしても良いチョイスなのではないでしょうか。

ーー香りにはたくさんの種類があると思うのですが、ギフト用の香りの選び方にコツはありますか?

チコ:たしかに香りは種類が多いし、好みもパーソナルですよね。なので、まずは尖りすぎていない、個性的すぎない香りが受け入れられやすいかなと思います。あとは、相手の状態に合わせて選ぶのもおすすめです。元気なのか、疲れているのか、眠れていないのか。相手のコンディションに合わせて選ぶといいと思います。少し落ち込んでいるようだったらフレッシュな香りで、気持ちを高揚させてくれるものを選ぶといいですね。

ーー最後にSHIGETAのアイテムにおけるおすすめのギフトシーンを教えてください。

チコ:作り手の視点からお話しすると、とにかくこだわって作っているので、どんな人にも使ってほしいというのが正直なところです(笑)。体へのメリットがあるアイテムばかりなので、リフレッシュしたい人、元気になりたい人、リラックスしたい人、いろんな人に喜んでもらえるアイテムだと思います。お客さまからもSHIGETAのアイテムをギフトに選ぶと「気の利いたギフト」だと思ってもらえるという嬉しい声をいただいています。少し具体的に紹介すると、バスソルトは結婚式の引き出物に選ばれることが多いです。良い塩を厳選していて、香りもいいし、温泉文化のある日本だからこそ、多くの人に喜んでいただけるのではないでしょうか。

あとは「CHOOSEBASE SHIBUYA」にも置いていただいているハンドケアアイテムもおすすめです。「グレースガーデン」のシリーズは、バラの香りにしっとりとしたテクスチャーで、手に付けた瞬間に「はあ」と深呼吸して前向きになれるようなアイテムです。「ハーバリズム ハンドクリーム」は爽やかなシトラスの香りです。パソコン仕事など指をよく使う人に贈ることを想定していて、指の疲れをとってくれるエッセンシャルオイルを配合しています。こんな風に使用シーンをイメージして選んでいただけると嬉しいです。

<今回ご紹介した「SHIGETA」の商品一覧はこちら>
Text:
Natsu Shirotori
Photo:
ブランド提供
Edit:
Takahiro Sumita

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