「おいしい」千葉訪問記vol.3~千葉野菜をつなげる冷凍スープ「season soup GORORI」編~
food edit Chibaでお取り扱いのある、こだわりを持って「おいしい」ものを作る生産者さんのもとを訪ね、そのおいしさのもとを伺う企画第3弾!
今回は、千葉県産の農産物をふんだんに使用したゴロっと野菜スープ【season soup GORORI(シーズンスープゴロリ)】を手掛ける『LEGUMEnex(レギュームネクス)』の廣岡さんと髙栁さんに、千葉の野菜への想い、野菜スープ【season soup GORORI】に込められたこだわりを伺ってきました。
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シェフと作る「無添加・無着色」スープ
お二人にお話を伺ったのは、酒々井にあるカフェレストラン『ICHISARA DINING HILLS CAFE』。ここの厨房で、日々【season soup GORORI】が作られているとのこと。
お隣の運動公園を一望できる、暖かい雰囲気の店内でお待ちすること数分。お店に到着した廣岡さんが「インタビューの前に納品してきて良いですか?」と開いた車のトランクルームからは、今朝採れたばかりだという真っ赤なトマトが。
旭市の農園『BANJYOfarm』を営む廣岡さんは【season soup GORORI】を始める前から、「ICHISARA DINING HILLS CAFE」に自身の農園や、その周辺の農家さんで採れた野菜を納品しに来ていました。
そこで出会ったのが同店の西尾シェフ。いつも廣岡さんの農園やそのご近所さんの大切な野菜をおいしく仕上げてくれる西尾シェフなら、料理が専門なわけではない廣岡さん、髙栁さんの「千葉の野菜を無添加・無着色で仕上げたスープを作りたい!」という思いを叶えてくれると考え、オファーを決めました。
人の手で作られる【season soup GORORI】
【season soup GORORI】は冷凍のスープではありますが、工程は手作業。廣岡さんが納品した野菜をレストランの厨房で調理し、量を図りながら漏斗でパッケージに注ぎパッキング、その後専用の機械での熱処理や瞬間冷却を経て納品されています。
この日作っていたのは「人参嫌いの知人も食べられた」という人参スープ。無着色ながら鮮やかな色のスープは、カボチャのスープと間違えられるほどの濃厚な甘さ。人参の独特な青臭さを取り除き、人参や玉ねぎ本来の甘みを引き出したスープに、柔らかいブロッコリーや人参がゴロっと入ったスープです。
野菜農家と食育健康アドバイザーの野菜スープ
高校時代の同級生だという廣岡さんと髙栁さん。髙栁さんが廣岡さんの農園の野菜を定期購入していたり、廣岡さんが農園のホームページで紹介する料理のレシピの考案を食育健康アドバイザーである髙栁さんにお願いしたりと、社会人になってからも野菜と食でつながっていました。
そんな二人が【season soup GORORI】を始めたのは一昨年、2022年の年末。「千葉の野菜のブランド力を育てたい」と考えた廣岡さんが、髙柳さんに相談したのがきっかけでした。北海道野菜や鎌倉野菜は有名ですが、千葉の野菜は千葉県民ですらピンとこない。そういったブランド力が無いために、高品質な野菜なのに価格で勝負せざるを得ない場面も。廣岡さんは、いち農家としてそんな現状を変えたいという思いを抱えていました。
そんな廣岡さんがこだわるのは野菜の新鮮さ。『ICHISARA DINING HILLS CAFE』に直接納品しに来ているのも、野菜を一番おいしいタイミングで届けたいからだそう。
一番おいしいタイミングで調理し急速冷凍することで、千葉の野菜のおいしさを、生野菜のままでは届けられなかったところへ届けられるようにしたいという想いも【season soup GORORI】を始めたきっかけでした。
子育て経験から生まれた自立型パッケージ
廣岡さんと髙栁さん、二人のこだわりはスープの中身だけではありません。小さなお子さんを持つ母親でもある二人がこだわったのは“自立型”のパッケージ。湯煎した後、食器に移さずそのまま食べることのできるパッケージは、子育てに忙しいお家はもちろん、例えば災害時、電気やガスが止まった状態でも、せめておいしく野菜を摂取してほしい、といった想いも込めて選ばれたそう。
自然解凍で冷製スープとしても楽しめる【season soup GORORI】は、シーンを選ばずにその人のライフスタイルに合わせた食べ方ができるので贈り物にも良さそう。どうしても自分の健康のことは後回しになってしまう人に、「せめて身体に良いものを、おいしく食べてほしい!」という気持ちも、スープと共に届けられるのではないでしょうか。
「野菜を次につなげる」という想いが込められた『LEGUMEnex』の屋号。“地産地消”や、千葉では“千産千消”なんて言葉もよく使われるようになり、「地元のものを消費することは地球や物流に優しい」というイメージは定着してきました。一方で、地元の物だからこそおいしいタイミングで食べることができたり、食材だけでなくその土地や産業に愛着や誇りが持てたり、消費者にとっても直接嬉しいものであるということも忘れてはいけません。
【season soup GORORI】のスープなら、贈る側も、もらう側も、生産者さんも、地元の食材がくれる喜びに出会えるはず。
【season soup GORORI】と、千葉の野菜の今後にも、ぜひご注目ください。
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