「おいしい」千葉訪問記vol.2~建設業×オリーブ屋さんのグラノーラ「Olea」編~
food edit Chibaでお取り扱いのある、こだわりを持って「おいしい」ものを作る生産者さんのもとを訪ね、そのおいしさのもとを伺う企画第2弾!
今回は、九十九里に面する長生郡白子町で、オリーブオイルにこだわるグラノーラを作る「株式会社Olea」にて、社長の安川さんにオリーブオイルへのこだわりや、周辺地域やそこで手に入る食材への思い、そしてそこから生まれた「オリーブ屋さんのグラノーラ」のおいしさの秘密を伺ってきました。
建設業とオリーブオイル
株式会社Oleaは、千葉県長生郡白子町で50年以上続く建設業を営む安川グループが、2018年に新たに立ち上げたオリーブオイル輸入販売会社
“建設業とオリーブオイル”と聞くと意外な組み合わせですが、耕作地が高齢化により手放されていくのを地域と密接に関わる建設業として目の当たりにしていく中で、「食に関する事業で地域貢献したい」という思いから始まった会社だそう。
地域に貢献する食の会社を目指す中で、商材として選ばれたのがオリーブオイル。地域の人々に愛していただける健康に良いものであること、地元の素材の良さを引き出せるものであることが決め手でした。
原点となったのは、チュニジアで出会ったオリーブオイル。フルーティーな口当たりに衝撃を受け、高品質なオリーブオイルをより多くの人に知ってもらいたいという思いも強くなりました。
オリーブ屋さんのグラノーラ
そんなOleaこだわりのオリーブオイルと、地元白子町で落花生を販売する「中村商店」の落花生を使用してつくられるのが、「オリーブ屋さんのグラノーラ」。地元の産業を盛り上げたい、という思いとともに、地元のものを、自社の社員の手で加工し作ることで安心、安全な商品を提供したい、という点にもこだわりました。
オーツ麦は染みすぎないように焼く直前にオリーブオイルと和えて、落花生、かぼちゃの種、ひまわりの種は素焼きで焼き上げます。そうすることで、オリーブオイルの香りやオリーブオイルで焼き上げるからこそのサクサク食感をしっかり楽しみつつ、落花生をはじめ素材の甘みや香り、食感もしっかり感じられるグラノーラになるそう。
より地域の素材の良さを活かせる、こだわりのものを提供できるようにと造られたピカピカの自社工房からは、焼き立てのグラノーラの香ばしい香りが。
工房といっても、シンク、作業台、オーブン、のシンプルな構成。大きなボウルで材料を混ぜ、オーブンで焼き上げるまで、すべて人の手で行われています。
グラノーラの楽しみ方
オリーブオイルと落花生をはじめとした素材の味を生かすために、甘味はメープルシロップときび糖の優しい甘さ。グラノーラと聞いてイメージする、朝食やスナックに牛乳やヨーグルトと合わせる楽しみ方以外にも、スープやサラダにかけて食感と香りを添える楽しみ方もおすすめだそう。
パッケージもオリーブのイラスト入りのナチュラルな仕上がり。甘いものが苦手な方やお子様にも勧めやすいのもあり、手軽なプレゼントとして渡しやすいのも嬉しいポイントです。
Oleaとオリーブオイルの今後
自社工房での第1弾の商品として生まれたグラノーラ。今後は他の商品にも挑戦し、より地域の食材の魅力を引き出していきたい、より地域の産業を盛り上げていきたい、と考えているそう。
建設業として地域と密接に関わってきたからこそ感じた課題を、「食」という別の方向からアプローチしていく安川さんと社員の皆さん。商材と真摯に向き合う姿勢、徹底された品質・衛生管理、地域への貢献、といった建設業を営む上でもきっと大事にされているであろう部分を、今回お会いした皆さんが大切にされていたのが印象的でした。
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