シンプルで使い勝手の良さが際立つ、地元高島で織られた厚手の4号綿帆布を使ったボックスSD。斜め掛けできる小型サイズは、日常のちょっとしたお出かけにぴったり。小物収納が充実しており、スマートフォンや財布などの必需品をすっきり収納できます。
大きさは幅24㎝高さ17㎝幅6㎝、縦横のコンパクトなデザインが魅力で、普段使いにぴったりなサイズ感。男女を問わず幅広い年代の方にお使いいただけます。軽量かつ丈夫な素材を使用しており、長時間の使用でも疲れにくく快適です。
ボックスSDは、旅行時のサブバッグとしても最適。観光地でのちょっとしたお買い物やカメラなどのアイテムを持ち運ぶ際に便利です。シンプルなデザインなので、様々なスタイルに合わせやすく、コーディネートのアクセントにもなります。
ボックスSDを使えば、身軽に必要なものを持ち運びながら、スタイリッシュにお出かけすることができます。普段使いから旅行まで幅広く活躍するアイテムです。使いやすさを兼ね備えたボックスSDで、新しい日常を楽しんでみませんか。
カラー:マスタード
サイズ:横24cm*縦17cm*マチ6cm
kii工房物語
Kii工房の歴史
平成2年(1990年)大阪に住んでいた当時、バブル景気がはじ気けかけていた時期に「モノづくりを仕事にしたい」と思い立ち、知り合いの鞄職人さんに相談してミシン2台を購入したことから始まります。目標は「鞄サンプル師」になることで、メーカーから展示会用のカバンサンプル作りの依頼を受けることでした。
初期の苦労と成長
最初は独学でミシンの使い方や型紙の作り方を学び、わからないことがあれば夜な夜な職人さんに教えを請いました。職人さんの助けもあって技術を習得し、やがてメーカーや問屋からの依頼が増え多忙な日々が続くようになりました。今の自分があるのは職人さんのおかげだと感謝しています。
田舎への移住
平成3年(1991年)バブルが本格的に崩壊し、数年前に購入した家の価格が下落する中「これではあかん、決断するのは今や」サンプル師ならどこでもできる「田舎暮らしをしよう」と決意しました。最終的に琵琶湖の見える滋賀県高島市に移住しました。
やがてサンプル師をしつつメーカーから本格的に下請け生産を請け負うことになり量産体制に移行しました。
高島帆布との出会い
バブル崩壊の影響で、海外産の安価なカバンが市場に出回り、そのあおりで加工賃の値下げを迫られ、労働時間の延長を余儀なくされ、心身ともに疲れ果てた私は、下請け仕事を辞めることを決意しました。「もはやこれまで、、」と思いましたが、自分が住んでいる高島市が古くからの帆布の産地であることを地元の商工会の方から教えていただき、平成7年(1995年)に高島帆布を使った独自商品を開発し、直接お客様に販売することを決意しました。
商品開発と販売
地元の帆布を使いオリジナル商品の開発に着手しました。家族と共に試行錯誤しながらシンプルで飽きのこないおしゃれ感のあるカバンづくりを目指しました。道の駅、手づくり市、祭りなど人の集まる場所に出店しました。
クラフトフェアーとの出会い
平成19年(2007年)毎年開催される、個人手作りの作品のみを販売するクラフトフェアの存在を知り、岐阜クラフトフェアに参加しました。お客様と対面で接客することで作り手の思いを伝えることができお客様からの反応を感じとることができます。このイベントがkii工房の原点になり以降16年連続で出店しています。
地元高島産帆布へのこだわり
kii工房ではすべての商品に地元高島で織られた帆布を使用し、約200以上のアイテムを展開しています。独自に機屋さんと共同開発した先染め4号綿帆布はたくさんの方にお使いいただいています。「丈夫、使いやすい、おしゃれ」をコンセプトに長くご愛用していただけたらと思います。
商品のお手入れと修理
帆布かばんは洗濯機での洗濯は避け、市販の消しゴムやアルカリ電解水、メラミンスポンジを使用して汚れを落とします。汚れがひどい場合は中性洗剤を薄めて布に浸し、軽くたたいて落とす方法が推奨されます。また、防水スプレーを定期的に使用することも勧められています。修理については、こちらのミスであれば無償で、経年劣化や使用頻度による場合は有償で対応します。
最後に
自店舗は滋賀県長浜市(土日祝のみ営業)にあり、県内の道の駅、高速道路サービスエリア、竜王アウトレット内湖の駅などで販売しています。Kii工房は、全国のイベントにも積極的に参加し、お客様と直接対面して商品の良さを伝えています。ぜひお越しいただき、実際に手に取って商品をごらんください。Kii工房のスタッフは全員が職人を兼ねていますので、商品のことなど、わからないことがありましたら、お気軽にご質問ください。